喘息発作への対処方法

喘息というと多くの人が「発作(の苦しみ)」をイメージすることになると思いますが、実をいうと、喘息の症状というのは発作以外の症状も、喘息の症状としての深刻度でいえば発作と同等であると考えることができるのです。

ただ、それでも発作のほうが重視されるのは、やはりそれだけ本人にとっては「苦しいこと」であり「つらいこと」であるからにほかなりません。

もっと言えば、「発作さえ起こらなければ喘息でもいい」とさえ考えている患者さんも少なくないと思います・・・ということで、ここでは「発作の際の対処」についてお話していきたいと思います

喘息の発作の対処として、一番現実的であるのが、「喘息を完治させる」ということでしょう。

しかし一般的には、喘息を完治させるのはそれほど簡単なことではないというのは、おそらく患者さんご自身がすでに実感されていることだと思います。

ですから、喘息を完治させることを最終目標とすることは悪いことではありませんが、まずは



になるのです。

喘息の発作では、やはり吸引薬や内服薬、さらには吸入、点滴などの治療が有効であることは良く知られるところですが、問題は、夜中に発作が起こってしまった場合です。だいたい喘息の発作というのは、



ですから、その場合、救急車でも呼ばない限り、病院に行って吸入や点滴を受けることはできません。

ですから、当面は「吸引薬」に頼るという考え方がもっとも重要であるということになるでしょう。

ですから、吸引薬を切らさないように常備しておくということは特に重要になります。

もちろん内服薬をもらっているという患者さんであれば、その薬を服用することも必要になりますので、



がまずは重要になるということが言えるでしょう。

また、意外と多いのが、「精神面での不安」が喘息症状を助長してしまうというケースです。

発作が起こってしまったとすると、やはり不安や焦燥、いらだちなど、健常者にはわからないこころの乱れが起こってしまうものです。

咳という症状は、そういったこころの変化にも微妙に影響されるところがありますので、できるだけ穏やかに、平穏な気持ちを保つことが大切であるともいえるかもしれません。

そのためには、鎮静作用があるサプリメントなども使用してみるとよいのではないかという気がします。

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喘息発作時の症状について

喘息の発作時の症状について再確認しておきましょう。喘息の発作というと、気管支に絡みついた痰がなかなか切れずに激しくせき込む様子をイメージするかもしれません。

まあ、もちろんそういった症状も喘息の発作であるのは当然として、実は、それとはまた別の症状から喘息(痰と咳)が発作を起こしているように感じられるケースというのは意外と少なくないのです。

どういうことかというと、私たち患者が「痰が絡んでいる」という認識ができる状況では、もちろん大量の痰が生成されていることになるわけですが、それ以上に苦しいのが、微量の痰が気管支に絡みついていて、痰が絡んでいるのかどうかすらわからない状況です。

この状況で出る咳を、一般には「空咳(からせき)」と呼んだりします。



もちろん、痰が次々と生成されてそれが気管支に絡みつくのを懸命に切るために出る咳だって、それは精神的にも肉体的にも非常に消耗度が大きい症状であることは間違いありません。

しかし、「痰が切れる」という状況を実感することができる場合が多いそうした一般的な喘息発作の症状では、痰が切れたときにいちおうの解決を見ることができる分、少なくとも精神的にはちょっとだけ救われる部分もあるといえます。

それに対し、空咳の場合は、「痰が切れる」という状況がほとんど起こらないため、いくら激しくせき込んでもそこにいちおうの解決を見ることさせ許されないわけです。

これは患者にとってはあまりにも苦痛がともなう症状であるといえます。何しろ、痰が切れてひと息つくこともできず、



わけですから、これは非常に苦しい状況であるといえます。

また、喘息の発作で深刻な危険をともなうのが「呼吸困難」です。

喘息という症状は、気道の炎症と気道の狭窄(きょうさく)が主な原因で発症する病気ですが、気道に痰が詰まってしまうような状況では呼吸困難の状況に陥ってしまうことも十分考えられ、これは非常に危険な状態であるといえます。

喘息による呼吸困難は、咳が出ているわけではないものの、気管支に大量の痰が絡みついてしまい、ただでさえ狭窄している気道をさらに狭める結果を招いてしまいます

それが深刻な呼吸困難の形になって、私たち喘息患者に非常に大きな苦しみと危険を与えるのです。

特に、睡眠時には呼吸困難によって目が覚めてしまうようなケースもたびたび起こります。

喘息発作の程度がひどいと

喘息には「発作」による症状と、「発作ではない」喘息症状とがあります。

医学的な考え方で言えば、発作のときも発作でないときも、喘息である以上は重視されなければならないわけです。

しかし私たち喘息罹患者からすれば、やはりどうしても発作の苦しみのほうが脳裏に深く刻まれてしまうことになるでしょう。

ただ、発作にも軽度のものと、かなり大きな程度の「大発作」があります。

軽度のものであれば、ちょっとした対処で何とか改善されるというケースが多くなると思いますが、しかし、大発作となるとなかなか改善するのも難しいのが実際のところです。

もちろん、何らかの対処をすることによって、スパッと大発作が治まればそれに越したことはないのですが、実際にはなかなかそうもいかないものです。

ですから、深刻な程度である大発作が起こった場合は、まずは「ふつうの発作」に戻してからさらなる鎮静化をはかろうではないか、という考え方が一般的になるでしょう。

もちろん、通常の発作のときのように、ステロイド系の吸引薬は大発作のときにも有効に作用するケースが多いです。ですから、まずは



ということになるでしょう。ただし、問題となるのは、吸引薬が「比較的軽い発作用」であったという場合です。

そういう吸引薬の場合、やはりそれほど薬自体が強いパワーを有していないということが考えられるだけに、そういった吸引薬だと、それまでに経験したことがないというレベルの大発作の場合、なかなか効果を得ることが難しいと思われます。

そういう場合には、まずは病院に行って状況を診てもらうことが先決になります。

夜にそういう程度の発作が起こってしまったという場合はもうどうしようもないので、無理に眠ろうとはせず、できるだけこころを落ち着かせて朝を待つようにこころがけます。

もちろん眠くなってきたら眠るようにしてください。重要なことは、「眠れない」ということに対してこころを乱されないことです。

夜の大発作でも、こころを落ち着けることによって自然と睡眠に入ることができる場合は少なくありませんが、どうしても眠れないどころか、呼吸困難がひどくなってしまったという場合には、遠慮なく救急車を呼ぶようにしましょう。

喘息というのは年間2000人以上も死者を出す病気ですので、呼吸困難が激しい場合はそういう危険性も当然考えられます。

ですから、夜中に不安が大きくなる程度の発作が起こってしまったら、迷わず救急車を呼ぶようにしてください

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