風邪から始まる喘息


喘息持ちの人は、風邪をひくと喘息になるきっかけになってしまう場合がよくあります。一般的に平均して、私達は1年に6回ほど風邪をひくといわれているので、風邪をひかないようにする事は難しい事ですが、とにかく手洗い・うがいを徹底する事が必要です。

風邪のウイルスは多数ありますが、その中でも特に喘息の引き金になってしまう事が多いのは、鼻風邪の「ライノウイルス」と「インフルエンザウイルス」が挙げられます。

吸入ステロイド薬で風邪予防をするのも効果的です。そして、風邪をひいてしまった場合は

ただちに病院を受診して早く治すことが肝心

です。喘息の発作を起こさないということが大切なのです。子供の場合、喘息という診断をされていない場合でも、風邪のたびに咳が酷かったりゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴が出る子供は要注意です。

気管支のトラブルが多い人は、段々と喘息症状に近付いていく可能性があり、風邪を治せない体質も疑われます。風邪ウイルスに勝つ力が弱く、普通は3日ほどで治ってしまう風邪でも長引いてしまう場合は、喘息になりやすい場合があります。親がしっかりと様子を見ていかなくてはいけません。

そして、小児喘息の発症の多くが感冒様症状という鼻風邪に似た症状からスタートすると言います。咳や鼻水だけでは病院で「喘息」と診断される事もなく、親も疑わない、しかし突然、喘息発作になる場合がとても多いのです。やはり風邪を悪化させないようにする事が重要でしょう。

大人でも、発症しやすい喘息という病気は、生まれつきでなるならないが決まるわけではありません。最近は、大人の喘息患者が増え、大人になり突然発症するケースや、小児喘息が治った人が再発するケースなど様々ですが、大人の場合は小児喘息と違い治りにくいとされています。

風邪は深刻な病気ではなく、安静にして薬を飲めば治るものがほとんどですが、油断は禁物です。風邪が治ったと安心したのも束の間、そのまま喘息になるケースが大人になり発症する喘息の怖いところとも言えます。大人の場合は子供よりも喘鳴が聞こえにくく、風邪と診断される場合もあるので、おかしいと思ったら、呼吸器科や呼吸器内科を受診してみましょう。

発作的な咳が治まっても、喘息になってしまうと慢性的な炎症状態が続いているので、早期発見・早期治療が出来るように心掛けましょう。もし風邪によって喘息になってしまったとしても、しっかりとした自己管理が出来れば、そこまで心配する必要はありません

喘息と肺炎の違い


私達素人には、風邪をこじらせ酷い咳が出た場合に、喘息になっているのか肺炎になっているのか判断は出来ません。まずは病院に行って検査が必要です。胸部X線検査をして肺に影が映った場合、肺炎と診断されます。肺炎には様々な種類があります。

大きく分けると、感染性肺炎機械的肺炎薬剤性肺炎に分類されます。共通している点として挙げられるのは、

肺が炎症を起こしている状態

になっている事でしょう。病院で喘息と診断されて、喘息の薬を飲み続けても治らず、結果肺炎だったという例もあります。それほど喘息と肺炎の区別はつきにくい事が分かります

気管支拡張剤を使用し、もし良くなるようであれば、それは喘息です。気管支拡張剤が全く効かない場合は肺炎かもしれません。喘息と肺炎は似ている病気だけど違う病気、そう捉えている人も多いでしょうが、喘息と肺炎は関係しているのです。

沢山の肺炎の種類の中で、マイコプラズマ肺炎というものがあります。マイコプラズマ肺炎は、マイコプラズマというウイルスにより気管などに感染し、抗生物質の多くが全く効かないという厄介な病気です。もともと喘息を持っている人は、マイコプラズマ肺炎にかかると喘息発作を起こしてしまいます。ゼーゼー、ヒューヒューといった典型的な呼吸の喘息の症状が表れます。

肺炎と喘息は見極めるのが難しいのですが、比較的分かりやすいのが発熱です。マイコプラズマ感染による肺炎の場合、熱を伴うといった症状が出やすくなります。発熱は伴わないが、ゼーゼー、ヒューヒューといった喘鳴があるのであれば、喘息を疑う事が出来るかもしれません。

喘息は気管支の炎症ですが、肺炎は肺の炎症なので、症状は似ていても、

悪くなっている体の部分は違う

という事になります。そして、喘息にかかっている多くの人は、もともとアレルギー体質があり白血球が増えている事も確認されています。それに対して、肺炎の場合はアレルギーなどは関係なく、体が弱っている時にかかりやすいという傾向があります。肺炎の患者数は全国の統計でも非常に多い事から、誰でもかかる可能性がある病気なので注意が必要です。

肺炎は繰り返す事も多いので、予防が出来るようならば予防に力を入れ、出来るだけ感染しないようにしましょう。マイコプラズマ肺炎は気管支炎や中耳炎などの病気も引き起こしてしまう可能性があるので、手洗いやうがい、マスクを着用するなどして、出来るだけ感染しないような生活を送る事が大切になってくるでしょう。

喘息で熱は出るのか?


喘息は咳が出るという認識が一般的にある病気です。そもそも喘息で熱は出るのでしょうか?咳が酷く、高熱もある、これは風邪なのか?それとも喘息なのか?喘息は発熱を伴うのか気になる人は多いでしょう。

原則、喘息は発熱はありません

喘息と風邪を区別する時に、まず熱があるかないかが判断基準になってきます

喘息は、似た症状でも喘息ではない病気が沢山あります。風邪、気管支炎、肺炎なども一見喘息だと思われがちな病気です。発熱がある場合は、喘息を疑う前に、他の病気を疑いましょう。ただ、まれに熱が出る場合もあります。それは、咳が酷い事から気管支が炎症を起こし熱を持ってしまったり、咳が原因で喉が腫れてしまい、そこから発熱に繋がります。

そういう事から、風邪になり喘息発作が起こり、咳が長引くといった流れから、気管支の炎症や喉の腫れで熱が出るという事は大いに考えられるという事です。特に咳喘息という種類の喘息の場合は、ゼーゼー・ヒューヒューといった喘鳴がなく、呼吸困難も痰もありません。ただ、慢性的に咳が酷く続くので、気管支や喉が傷付きやすく、そこから発熱が伴う事があります。

しかし、熱といっても風邪のように高熱が出るわけではありません。それは、気管支の炎症や喉の腫れなど、

部分的な熱

だからです。咳が治まり、炎症が良くなるのと同時に発熱も治まります。インフルエンザのようなウイルスからくる高熱という高熱は出ません。

もちろん、喘息を患っている人が風邪をひいた場合は、風邪からくる発熱はあるでしょう。この場合は、喘息と風邪の合併症という事になるので、喘息の治療だけではなく、しっかりと風邪の治療も行っていく必要があります。

喘息持ちが風邪をひき、そこから肺炎になるケースもあり、その場合は喘息の症状にプラスして高熱という事が考えられます。ただ、喘息ではなく、高熱と咳がある場合は、喘息というよりも、風邪からくる咳だと思っても良いかもしれません。

これは一般論であって、人それぞれ違うので、病院に行き、しっかり診断してもらう事が大切です。人それぞれなのですが、私も喘息を患っていますが、風邪から悪化して喘息になる事は度々ありますが、発熱を伴ったというケースは一度もありません。

風邪にしても、喘息にしても、その他の病気だったとしても、適切な診断と適切な処方が必要になってきます。自己判断で薬を飲むのは大変危険です。自分の体に変化があり、おかしいな?と思ったら、まずは病院で診察をしてもらうようにしましょう。

喘息性気管支炎はうつるのか?


喘息性気管支炎は喘息ではありません。急性気管支炎というのが本当の病名ですが、喘息の症状に似ているため喘息性という言葉が付き、このような名前で呼ばれる事があります。喘息と似ている症状とは言っても喘息ではなく気管支炎なので、呼吸困難なども喘息よりも軽く済むのが気管支炎です。

子供に多い病気で、風邪をこじらせて喘息性気管支炎になる事が多く、慢性化しやすい非常に厄介な病気です。発熱も特になく、食欲もあり、機嫌も良いが、風邪が治りきらず、ずっと咳だけが続いている場合などは、もしかすると喘息性気管支炎かもしれません。

発熱が出たり、夜中は咳き込みが酷くなり嘔吐する事もありますが、喘息ほど心配はいらないでしょう。喘息は基本的に

人にうつる事はありません

喘息性気管支炎の症状は風邪のような症状で、咳のほかには鼻水なども出る場合があります。咳が酷いという以外は、風邪に近いです。

気管支喘息はアレルギーが元になり発症する病気ですが、喘息性気管支炎は喘息ではなく気管支炎なので、風邪のウイルスや細菌で感染するので、うつる可能性もあるという事が、この二つの病気の非常に大きな点として挙げられます。

例えば、インフルエンザウイルスなども、喘息性気管支炎になるウイルスの一つです。気管支喘息と喘息性気管支炎を見分ける方法として、気管支拡張剤を吸入し、症状が良くなる場合は喘息である可能性が高くなります。逆に気管支拡張剤が効かない場合は、喘息性気管支炎かもしれません。ただ、喘息性気管支炎でも、喘息のように喘鳴が出ている症状の場合は喘息と間違われる可能性もあり、正確な診断も時間がかかる場合があります。

喘息性気管支炎になってしまった場合は、風邪から始まった病気であっても、気管支炎に移行してしまっている状態なので、

風邪の治療だけでは治りません

しっかりと気管支炎の治療をして治さないといけません。気管支喘息はアレルゲンが原因となりうつりませんが、喘息性気管支炎は風邪のようにうつる事があるという事を覚えておくと良いでしょう。

喘息性気管支炎に一度なると、風邪のたびに症状が出てしまう傾向があり、そのまま喘息になってしまう場合もあるので注意が必要です。特に季節の変わり目には要注意です。風邪をひかないようにすれば良いので、風邪予防を徹底する事で、風邪ウイルスや細菌感染を防げて予防出来るので、日頃から気を付ける事が大切になってきます。

風邪が喘息の原因になるのか


おそらく、喘息をお持ちの患者さんが、風邪をひいたときに喘息を発症するという症状はあまりにもおなじみであり、風邪が喘息の原因になるのは当然のこと・・・と、そんなふうに考えているかもしれませんが、しかし、それまで喘息を発症したことがなかった人が、あるときにひいた風邪がきっかけで喘息を発症することがあるか?ということに関しては、おそらく首をひねってしまうことになるのではないでしょうか。

喘息のイメージは、おそらく多くの人が、「子供がかかりやすい病気」ということになるのではないかという気がするのですが、まあそのイメージは、かつては確かにそのとおりだったということができます。しかし近年、大人になってから喘息を発症するようになってしまったという事例がやや急激に増加してきているというのが実際のところなのです。

喘息というと、どうしてもアレルギー疾患というイメージが先行しがちですが、アレルギー性の気管支喘息以外のタイプの喘息もたくさん考えられます。たとえば大気汚染だとか、あるいはストレス、または喫煙によるものなど、このタイプも多様ではありますが、その筆頭に挙げられるのが、「風邪がきっかけでその後喘息を発症した」というケースになります。

大人の喘息が増加している理由として考えられるのが、喘息が子供に特有の病気であると考えられていた時代にくらべて、やはり「仕事が忙しくなっている」ということが挙げられると思います。昔であれば、ちょっと風邪をひいたかな、今日は安静にしておいたほうがいいかな・・・というときには遠慮なくお休みをもらうことができたのが、近年はなかなかそういうわけにもいかず、結果的に、「無理をしてしまう」ことになり、要するに、「風邪をこじらせてしまった」という状況に至り、それが喘息を引き起こしてしまったというパターンが多くなっていると考えられます

だからといって、そう簡単に会社を休むことができるかというと、なかなかそういうものでもないというのが、現代人にとって非常につらいところであるというのはよくわかります。ただ、喘息という病気は口でいう以上に怖い病気であるということも間違いではありません。


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