喘息の症状

喘息(気管支喘息)を患っているという人は、時代を問わずとても多いですが、あの症状は、実際に経験したことがある人でないとわからないくらいの苦しみがあり、またあの苦しみは(気管支)喘息独特の苦しみでもあります。

(気管支)喘息の主な症状として挙げることができるのが、「咳」、「痰が出る、からむ」、または痰による「喘鳴(ぜんめい)」そして、喘息症状が重篤になると「呼吸困難」といった比較的ポピュラーな症状の他に、(気管支)喘息から派生する「胸の痛み」や「喀血(かっけつ)」、「不眠」などといった症状を呈することが多いです。

喘息の症状は多様で典型的な咳や喘鳴のほかにも症状が現れる事を理解しておくと喘息の疑いを持つことが出来ます。

息を吸うときに鎖骨、みぞおちの当たりがへこむ症状や背中が張る症状など一見、喘息とは関連なさそうな症状すら現れることがあります

一概には言えませんが喘息の特徴的な症状として安静にしていても呼吸困難が起こるという事です。

運動していない、例えば睡眠中などでも突然苦しくなるのは喘息の疑いが非常に強くなる症状です。そしてその発作とも言えるのが起こる時間帯は



です。また、季節の変わり目、天候の悪化などにも起こりやすくなると言われています。

一旦、発作が起こるとじっとすることが出来ないほど苦しい症状になります。ただ、発作を起こしていない時は通常と何ら変わりない生活を送ることが出来、仕事も運動も出来ます。

その為、初期の頃には放置する人も少なくありませんが放置すれば気管支が過敏になり発作の程度も強くなり頻度も増えていく事になりますので早期に治療をしていく事が大切です。



呼吸が苦しくなる(呼吸困難)
喘鳴(呼吸時にヒューヒュー、ゼーゼー)
胸や気管部が痛む
咳こむ
胸が圧迫される感じがする 
のどに違和感、痰が絡む
背中の張り
動悸、息切れ


深夜から早朝
季節の変わり目
気温差が激しい時
天気が悪い時
疲れている時
風邪を引いた時など

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喘息の発作レベルと症状

小児喘息という言葉はよく耳にするので、喘息は子供がなる病気だと思っている人が多いかもしれませんが、大人になってから発症する大人の喘息も人口の3~4パーセントもいます

40歳を過ぎて発症するケースが多いと言われている大人の喘息ですが、私の場合は高校2年生で発症しました。

いつなってもおかしくない、それが喘息です。2年間で喘息患者は倍になり、年間でおよそ2000人の人が亡くなる恐ろしい病気です。

喘息の症状で一番辛いのが、喘息の発作です。この発作とはどのようなものなのでしょうか?発作といっても、



まずは小発作、喘鳴と言われる呼吸をするときにゼーゼー、ヒューヒューとなる症状ですが、この症状が始まります。

咳も出ますが、どちらも軽い症状で、生活に支障はなく仕事や家事も普段通り出来るレベルです。

続いて中発作、小発作よりも咳や喘鳴が酷くなってきます日常生活に支障が出始め、仕事や家事は手につかないほど苦しい状態になります。

安静にしていても苦しく、普通の病気の場合は体を休ませるために横になりますが、喘息の中発作の場合は、横になるのが辛く困難になってきます。

急激に悪化する場合は、いつでも病院に行けるようにしておく必要があります。

そして大発作、中発作でも相当苦しい状態ですが、大発作は呼吸困難になり会話が出来ません

呼吸が上手く出来なくなると、酸素が不足し、唇や手足が紫になる事もあり、気絶してしまう場合もあります。大発作になってしまったら、緊急事態です。救急ですぐに病院に向かう事が必要です。

喘息の発作は気道が炎症を起こし、そこでむくみが生じ、気道が狭くなる事で空気の通りが悪くなります

そこから多くの痰が発生して、気道をふさぐ形となり、最終的に呼吸困難となり喘息の発作が起きてしまうというわけです。

喘息の発作は起こりやすい時間帯があります。時間帯として最も注意が必要な時間帯は就寝時間、寝ている時です。

夜から明け方にかけて発作が起きやすい理由として、起きている時よりも寝ている時のほうが少ない呼吸量になります。そこから



です。そして、もう一つの理由として、明け方は寒くなり、冷たい空気が刺激になり発作が起きやすくなってしまうのです。

喘息の発作を理解しておく事が、喘息患者にはとても大切な事です。喘息は軽度から一気に重度になる場合もあるので、怪しいと思ったら我慢せずに病院に行き、適切な処置をしてもらうようにしましょう

咳や痰が顕著な喘息とそうでない喘息の症状

喘息(一般的には気管支喘息)にもいろいろな種類がありますが、やはり、喘息の症状としてもっとも典型的な症状が、「咳と痰」ということになるでしょう。

何しろ喘息で苦しいのが「咳」であり、その原因となるのが「痰」ということになるいからです。

つまり、痰がうまい具合に切れてくれさえすれば、咳は出ない場合もあります。

しかし、痰が切れないために、これを何とか切ろうという意識と、また白血球の攻撃によって、どうしても咳が出てしまうのが、喘息です。

本来「咳」というのは、風邪の菌やインフルエンザなどをはじめとするウイルスの侵入を阻止する意味合いで発せられるものであり、それはつまり、



があるものでなければなりません。まあもちろん「意図」とは言っても喘息患者本人が意図しているわけではありませんが。

ただ、アレルギー反応というのは、体内に異常がないのにもかかわらず、白血球が何かを異常と判断して攻撃してしまうことが原因で発症します。

そのアレルゲン(アレルギー原因物質)は、その人によって異なるため、これを特定することが非常に難しいことになってしまうのです。

そして、私たちが苦しむ「喘息」も、アレルギー反応によって引き起こされるケースが非常に多いのです。

ですから、そのアレルゲンを特定することができないと、喘息もなかなか改善されないというケースは非常に多いのです。

アレルギー反応が原因で発症する喘息の場合、もちろん痰が生成されて、結果咳がひどくなるという場合と、痰をそれほど生成せずに咳だけがひどくなるというケースとがあります。

前者は一般的な喘息症状であり、喘息患者の方からすれば、もっとも典型的な症状といえますが、後者の場合、いわゆる「空咳」の状況を呈することになります。

これがまた非常につらい症状なのです。経験した人でなければわからない苦しみがここにはあります。

まあ喘息ですから、咳が出ないということはないですが、しかし痰が明確に生成されないこともあります。ただ、空咳の場合も、実は痰は生成されているのです。

一般的な喘息のように、気道に出てくることなく、気管支の奥のほうに痰が生成されていて、



のです。その結果、「空咳」という状況に陥ってしまうのです。喘息はとにかくその原因が多様であり、また、その症状もその人によって異なるというのが非常にやっかいな病気なのです。

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熱や鼻水の症状も出やすいのが喘息

喘息というと「咳」や「痰」が激しく出るというのがその症状のもっともポピュラーであり、また、喘息患者さんにとってはこれがもっともつらい症状であるということになると思います。

ただ、喘息の症状には、こうした「咳」や「痰」以外の症状が出ることもまったく珍しくはないのです。

たとえば風邪のときなどにも、のど周辺に風邪の菌を保菌している患者さんが突然発熱するということはふつうに起こることですから、喘息のときに熱や鼻水の症状が出るということは、別段驚くようなことではありません

そもそも、咳が出ることによって発熱が誘発されやすい状態に至ることもそれほど珍しいことではありませんので、そういうこともあるということは、知識として持っていたほうがよいかもしれません。

ただ、問題は、「喘息である」というほうではなく、



です。もちろん喘息自体が問題ではないというわけではないのは間違いありませんが、ただ、慢性的な気管支喘息に悩まされている人が、喘息とは別の理由で熱や鼻水が出るということになると、これはまたまったく別の病気に罹患している可能性が大きくなることを意味しているからです。

まあこの手の症状は比較的小さなお子さんに起こりやすい症状であるといえますが、もし熱や鼻水といった症状が喘息以外の原因で起こっているとすると、まず考えなければならないのが、いわゆる「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」という病気です。

この病気は、「副鼻腔」と呼ばれる空洞に膿がたまってしまう病気であり、これはいわゆる「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれる病気のことです。

副鼻腔炎(蓄膿症)に罹ると、鼻水はもちろんおびただしいですが、症状が重度化すると、発熱を引き起こすことがあります。

また、慢性気管支喘息を持っているお子さんが副鼻腔炎を発症するケースも少なくありませんので、もちろん喘息から発熱や鼻水を誘発するケースもありますが、これを「喘息から派生したものであろう」と決めつけてしまうのは少々危険であるといわなければなりません。

ですから、喘息をお持ちの方(特にお子さん)が発熱や鼻水の症状を発症した場合には、自分やご家庭で判断せず、まずは病院に行ってお医者さんの診断を受けることがおすすめということになります。

そのあたりの手順については、間違いを起こさないように気を付けなければなりません。副鼻腔炎に関しても、早期対策、早期治療は非常に重要です。

喘息症状のチェックをしよう

喘息という病気は、一般的にはその完治が非常に難しいとされる病気です。

しかし、基本的には健常者と変わりなく生活を送ることができる、いわゆる「寛解」の状況が長い病気でもあるため、最大のポイントは、



というところにあるといえるでしょう。

そこでちょっとチェックしたいのが、この「寛解」であるかどうかの判断ということになります。

自分では寛解であると考えていたとしても、実は寛解ではなく、ちゃんと喘息の症状を発症しているというケースも珍しくないのです。

どういうことかというと、喘息症状には「慣れ」が大きく関係してくるからです。このことについて、少し詳しくお話することにしましょう。

たとえば、喘息の発作というと、激しい咳が出て、痰が出る・・・これが喘息発作の極めて一般的なイメージの症状ということになるでしょう。

ただし、喘息の症状をチェックする際に重要なことは、「発作が起こっているかどうか」というところではなく、



というところをチェックすべきであるということです。

たとえば、ちょっと運動したとき、あるいは運動は特にしていないけれども、呼吸の際に「ゼーゼー」という音が呼吸にまじって聞こえてくるというのは、これは明確に喘息の症状であるといえます。

健常者であれば、呼吸にまじってそのような音(これを「喘鳴(ぜんめい)」といいます)が発せられることなどあり得ないのです。

喘息患者さんからすると、苦しくて夜も眠れない「発作」の状況を基準ととらえてしまいがちです。

しかし、実を言うと、発作は喘息の中でも特殊な状況であり、実は、発作が起こっていないときの状況を把握し、これをチェックするのがポイントになるのです。

喘息で大切なことは、投薬などによってその症状をいかにコントロールすることができるかということになるわけですが、発作を基準に考えてしまうと、発作さえ起こっていなければこれで十分コントロールできているのではないか・・・といった考え方にといえます。

しかし実際には、発作が起こっていなくても、たとえば喘鳴などの症状によって、実は喘息をコントロールできていないという可能性も十分考えられ、また、実際に喘息を持っている患者さんの多くがこの問題をクリアできていないのです。

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